こんにちは。クロヤです。
今回は、小説文を解く上でのコツについて解説していきたいと思います。
小説文は評論文と異なり、心情表現を伴うため、苦手に感じている人が多いです。
特に高校一年生の段階では、小説文の正しい解き方を教わる機会は少ないため、苦労している人も多いのではないでしょうか。
しかし、小説文は、多少のコツをつかむことが出来れば高得点が取りやすいです。
この記事では、小説文を読む上で欠かすことのできない読解のコツについてお伝えします。
是非、今回紹介する解き方を実践し、現代文の成績をアップさせてください!
目次
~小説文に関するよくある誤解~
「人の感情が分からないと小説文は解けない。」
皆さんはこのようなことを聞いたことはありませんか?
実は、これはよくある誤解です。
確かに、小説文には多くの心情表現が用いられるため、それらがどのような感情を表しているのかを読み取る力は必要となります。
しかし、それは必ずしも、人の感情を理解することとはイコールではありません。
心情表現がどのような感情を表すのかを読み取る作業は、これまで培ってきた語彙力に基づく作業です。
そのため、「人の感情が分からないと小説文は解けない。」ということにはなり得ません。
このことについて誤解がないようにしましょう!
とにかく早く読む。
前回の記事でもお伝えしましたが、小説文に限らず、現代文を解く際には、必ず読むスピードを意識する必要があります。
何故なら、現代文の点数は、読む速度が速いほど上がりやすくなるからです。
高校時代の現代文は、中学時代の現代文と比べ内容が難しく、一度読んだだけでは理解が難しいものばかりです。
そのため、文章を時間内にもう一度読み直す作業が必要になります。
小説文においても、一週目の理解度はそれほど気にする必要はありません。設問が解ける程度の理解で十分です。
小説文は評論文と比べ、文章が長い傾向にありますが、それでも一週目は10分ほどで読み終えられるように努めてください。
設問を先に読む。
これは小説文に限った話ではないのですが、文章を読む前に設問に目を通すことは大変重要です。
設問を先に読むことで、予めどのような問題が出されているのかを把握できるので、出題される要点を抑えながら文章を読むことが出来ます。
また、大学入試では、その大学特有の変わった形式の出題がされることがあります。
設問を読まずに文章を読んでしまうと、このような出題に気付けず、大惨事になりかねません。
文章を読む前には、必ず設問に目を通すようにしてください!
出題に関係無い文章は流し読みする。
答えに関わる要点を探し出した上で、余分な文章を流し読みすることは、小説文を解く上でとても大切な作業です。
小説文は評論文と比べ、文章が長いことが多いです。
そのため、設問を読んで出題の要点をつかんだ後は、出題に関係ない文章に関しては流し読みする必要があります。
小説文は、とにかく時間勝負です。解くのに関係ない文章まで深く読んでいる時間はありません。
重要な文章とそうでない文章を、緩急をつけながら読めるようにしてください!
まとめ。
今回は、小説文を解く上でのコツについて解説しました。
小説文は読むのに時間がかかりますし、厄介な心情表現も伴うため、解くのに苦労する人は多いです。
しかし、小説文を速く解くことが出来れば、古典や漢文、評論文の見直しに時間を使うことが出来るので、国語全体の得点アップに大きく貢献します。
今回の記事が、皆さんの小説文の得点アップに繋がれば幸いです。
今回の記事はこれで以上です。
また次の記事でお会いしましょう!
評論文の解き方についてはコチラ↓