こんにちは、クロヤです。
今回は、高校一年生にオススメの、現代文の勉強法を紹介していきます。
現代文の勉強って、どうすれば良いのか分からないですよね…。勉強法を教わる機会が少ない高校一年生はなおさらだと思います。
私も学生時代はよくわからなかったため、自己流で勉強していました。
しかし、この自己流の勉強法が思ったよりうまくいったので、今回は私が実践していた勉強法を解説していきます。
現代文の勉強法に悩んでいる方は、是非参考にしてみてください!
目次
~現代文の勉強を始める前に知っておいて欲しいこと~
この記事をご覧くださっている方々の多くは、これから現代文の勉強を始めようかと迷っている方なのではないかと思います。
しかし、私は皆さんに、現代文の勉強を始める前に頭に入れておいてほしいことがあります。それは…
現代文の成績は、高校生になってから伸ばそうとしても、大半の方はなかなか伸びません!!
これには様々な意見や批判があるでしょうが、私が実際に高校生活を過ごした体感としては、残念ながらこれは事実であると言わざるを得ません。
現代文には明らかに向き不向きがありますし、そもそも現代文を解く能力というのは、これまでの人生の中で育まれるものです。
実際、私の同級生の中にも、学習塾などで講座を取りながら、熱心に現代文を勉強されている方がいらっしゃいましたが、成績はほとんど向上していませんでしたし、本人もあまり効果を実感していなかったようでした。
一方、私はというと、現代文に関しては高校生になる前から得意で、満点こそ取れないものの、8割ほどは毎回安定して取れていました。
このことからも分かる通り、現代文を解く力というのは、高校生で現代文を勉強する前からある程度決まってしまっています。
高校生になってから現代文の点数を伸ばすことは、想像以上に容易ではありません。
なので、私は皆さんには、まずは現代文よりも先に他の科目に取り組むことを強くオススメします!
現代文は、明らかに他の科目よりも点数を伸ばすことが難しい科目です。かけた時間に見合うだけの成果が出る保証はどこにもありません。
しかし、他の科目は、現代文に比べれば、概ね短期間で習得できるものが多いです。やればやるだけ成果が出ます。
高校一年生の段階では、英語や数学など、その後の学習の礎になるような、比較的成果の出やすい科目に取り組むべきです。
そして、現代文を本格的に取り組むのは、他の科目が軒並み完成した後がベストです。
必要のない挫折を経験しないためにも、まずは他の科目を完成させ、その後に現代文を限界まで仕上げていきましょう!
~現代文の勉強法を知っておく意義~
恐らくですが、現代文に本格的に取り組むのは、他の科目が完成し始める高校三年生頃になると思います。
しかし、高校一年生であっても、現代文の勉強法だけは知っておいたほうがいいです。
何故なら、高校一年生の段階であっても、現代文を解く機会は十分にあるからです。
現代文の解き方というのは、ある程度ルーティーン化しやすいです。
そのため、低学年の内に自分に合わない間違った解き方を身に着けてしまうと、その癖がなかなか抜けず、高学年になった際に苦労することになりかねません。
しかし、自分に合った正しい解き方を癖付け出来れば、高学年になって問題演習を行う際に大変楽になります。
現代文の力は取り戻すことが難しいですが、解き方については案外簡単に身に着けることが出来ます。
そして、自分に合った正しい解き方は、常日頃の学習の中で身に着けていくものです。
自分に合った正しい勉強法を知っているのと知っていないのでは、高学年になった際に大きな差が生まれます。
是非、今回の記事を読んで、自分に合った勉強法を見つけてみてください!
~私が実践していた現代文の勉強法~
この章では、私が実践していた現代文の勉強法を紹介します。
勉強法は人によって合う合わないがあるため、皆さんにとって必ず効果があるものだという保証は出来ません。
しかし、私はこの勉強法を取り入れることによって成績が向上したので、皆さんにとっても一定の効果はあるのではないかと思っています。
勉強法に悩んでいる方は、是非参考にしてみてください!
1.解答・解説を見ながら解く。
「なんで解き終わる前に答えを見るんだ!?」とビックリした方もいらっしゃると思います。
でも、少し考えてみてください。
普段の解き方で解いていたら、普段の成績のまま終わってしまいますよね。それでは学習の意味がありません。
解答・解説には、設問ごとに解答根拠や文章の読み方などが、詳しく載っています。
この解答・解説を見ながら解くことにより、普段の解答フォームを矯正し、正しい解答フォームを身に着けていくことが出来るのです。
答えを見ながら問題を解く手順は次の2つです。
- 文章を解説通りに読み、その流れで問題を解く。
- その後すぐに答え合わせをして、解答の根拠がどこにあったのかを確認する。
このような作業を繰り返し行うことによって、解答・解説を見なくても、段々と自分で解答の根拠を見つけることが出来るようになります。
現代文が苦手な方のほとんどが、解答の根拠がどこにあったのかを詳しく説明できません。
そして、現代文、その中でも特に選択式の問題では、選択肢を絞り込んだ後に勘に頼って答えてしまいます。
現代文は、勘で答えている内は成績が安定しませんし、記述式の問題にも対応できません。
なので、初めの内は解答・解説を見ながら問題を解き、正しい解答フォームを身に着けるようにしてください!
2.設問を吟味する。
現代文を解くにあたって、設問を吟味することは大変重要です。
マーク式の問題では、高校生になると、選択肢が5択に増えます。
そのため、中学の国語以上に、勘で正解の選択肢を選ぶことが難しくなっています。
高校での定期テストや模試、そして大学入試の問題で安定した正答率を出すためには、設問の解答根拠を正確に導き出す練習が必要です。
その練習は、次の2つの手順で行います。
まず、選択肢の文章を、要素ごとに区切ります。
例えば、次のような文章があったとしましょう。
例:Aは、Bを裏切ったことによって良心の呵責に苦しんだが、Cの一言によってその罪悪感は消え、前を向いて生きていけるようになった。
この文章を、要素ごとに区切ると次のようになります。
例:Aは、/Bを裏切ったことによって/良心の呵責に苦しんだが、/Cの一言によって/その罪悪感は消え、/前を向いて生きていけるようになった。
このように文章を区切ることによって、文章にどのような内容が書かれているのかが分かりやすくなります。
この手順を、すべての選択肢の文章に対して行ってください。
次に、この区切った文章の要素ごとに、本文にそのような記述があるかを吟味していきます。
こうすることによって、選択肢の文章の内容が、本文とどのように違うのかがすぐに分かるようになり、本文には書かれていない内容が書かれている選択肢を選んでしまうミスを、大きく減らすことが出来ます。
現代文を解くにあたっては、このようなミスは絶対にしてはいけません。
そしてこのようなミスは、練習を繰り返すことによって確実に減らしていけるミスでもあります。
この練習を行うことによって、ミスを減らし、問題の正答率を大きく向上させましょう!
3.速読をする。
速読というと、英語長文の練習として行うイメージを持つ人が多いと思います。
しかし、この速読という作業は、現代文においても大きな効果をもたらします。
現代文を早く読むことが出来れば、設問の見直しはもちろん、文章をもう一度読み返すことが出来るようになります。
当然のことですが、文章を一度だけ読むよりも、二回以上文章を読んだほうが、内容の理解度が高まり、設問の正答率は向上します。
一度目に読む際には、文章の理解度はそれほど気にしなくて構いません。設問がかろうじて解ける程度の理解があれば十分です。
現代文の速読には、普段からの練習が欠かせません。
現代文に限らず、何か文章を読む際には、出来る限り早く読むことを心掛けましょう!
まとめ
今回は、高校一年生にオススメの、現代文の勉強法について解説しました。
現代文は、学習するのがとても難しい科目です。
そのため、本格的に取り組もうとすると、膨大な時間がかかる上に挫折しやすいため、高校一年生の段階から取り組むことはオススメできません。
しかし、現代文には一部、演習の仕方を変えるだけで成績が向上する勉強法が存在します。
もちろん、すべての方の成績が向上するとは限りませんが、少なくとも私はこのやり方で成績が向上し、安定しました。
今回の記事が、皆さんの成績の向上に役立てば幸いです。
今回の記事はこれで以上です。
また次の記事でお会いしましょう!
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